犬もダイエット必要なの?
犬もダイエットが必要な時があります。
それは病気の為や歩くのに支障が出るヘルニアになった時などです。
犬のダイエットについて悩んでいる方も多いと思います。
早食いで食欲旺盛で、ほっておけばずっと食べている愛犬ココでも1か月で2キロ(人間にしたら約20キロくらい)痩せられた食事を紹介します。
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現在食べている食事を見直す
人間もそうですが、ダイエットをする時に、現在食べている食事内容を見直すのが大事です。
現在愛犬がどんな食事をしているのか、食事の内容をチェックしてみましょう。
ドッグフードを食べている場合
ドックフードをあげている人、手作りの食事をあげている人、いろいろいると思います。
手作りフードにも興味があるのですが、手作りご飯を作り続ける自信がない為、我が家ではドッグフードに野菜や鶏肉などのたんぱく質をトッピングした食事を与えています。
まず愛犬をダイエットさせたい時に確認してほしいのが、ドッグフードのカロリーです。
ドッグフードにもカロリーがあり、高カロリーのものから低カロリーのモノまで様々。
ドッグフードを低カロリーなタイプにするだけでかなり体重に変化が出ます。
ダイエットさせたいワンちゃんを飼っている方は、現在与えているドッグフードのカロリーをまず確認してください。
愛犬ココは、太りやすい体質であり、すい臓の数値が若干悪い為、脂肪分の少ないドッグフードをあげています。かかりつけの獣医さんから100グラムのカロリーが300キロカロリー以下のドッグフードを選ぶよう教えてもらいました。
手作りフードをあげている場合
手作りフードをあげている場合も、もし愛犬の体重が気になるのであれば、現在食べている食事内容を見直してみましょう。
人間のダイエットと同じなのですが、食事自体は適正カロリーであっても、間食が多くて、カロリー過多になっている場合があります。
人間の食べるものを一口だけならいいと思ってワンちゃんにあげることがあるかもしれませんが、人間にとっては一口でも、体の小さいワンちゃんにとっては結構な量です。
手作りフードをあげているのに、体重がある場合は、一度食事だけでなく間食もチェックしてみましょう。
愛犬ココは、太っていた時に、家族全員からいつも何かを一口ずつもらっていました。4人家族だと4倍もらえる訳です(笑)。ミニチュアダックスなのに、一時期8キロ弱体重がありました。
愛犬のダイエットの為に食事内容で気を付けること!
食事内容を振り返った後、次に食事内容(成分)で気を付けることを紹介します。
ご自分の愛犬の食事の成分をに気を付けるだけで体重が減ることがあります。
主に気にしてほしい成分について、愛犬の食事の中身を見直してみましょう。
見直したい成分①添加物
食事の成分で気になるのが、添加物です。
特にドッグフードをあげている場合は、添加物に気を付ける必要があります。
ドッグフードは長持ちをさせたり、味を良くしたりする過程で、添加物を加えているモノも多いです。
特に気になるのが、乾燥を防いだり、劣化を防ぐ為にドッグフードの表面にコーティングされているオイル(油)です。
封を開けて、長い間ドッグフード与えていると、ドッグフードをコーティングしている油が酸化します。
この酸化した油が体の小さいワンちゃんにとって、消化を悪くする原因の一つになるのですよね。
添加物の量は、ドッグフードの価格にも比例していて、あまり安価なフードは添加物がたくさん入っていたり、原材料もちょっと怪しかったりします。
フードで寿命が決まると言っていいほど、ドッグフードはとても大事です。
もしお財布に余裕があるなら、なるべく添加物が少ないもの、材料が安心できるものをあげましょう。
添加物が少ないドッグフードにすると、消化がいいのか、ダイエットがスムーズに進みます。
ドッグフードのカロリーと一緒に、ぜひ添加物の量や材料もチェックしてください。
ちなみに目安でいうと、愛犬ココは1キロ2500円以上のフードをあげるようにしています。原材料はしっかりお肉を使っていながらカロリーが低めのものを愛用しています。
見直したい成分②おやつも気を付ける
おやつに市販のジャーキーをあげている方、いませんか?
ジャーキーはワンちゃんに人気のおやつですが、カロリーも高いし、添加物もかなり入っていることが多いです。
特にホームセンターや手軽にスーパーなどで手に入るジャーキーや、愛犬のおやつには添加物が多く含まれています。
市販のジャーキーをやめるだけで、体重が減ったり、血液検査の数値がよくなるワンちゃんも多いです。
手軽に買えるジャーキーをおやつにするのはあまりすすめません。
おやつをあげるなら、新鮮なフルーツや、お米だけをつかったスナック、干し芋やヨーグルトなど、体に優しいものをあげるといいです。
ジャーキーが大好きなワンちゃんであれば、ささみで手作りジャーキーを作るとか、添加物の入っていないシカの角などを選ぶなどしましょう。
ドッグフードやおやつはずっと食べるものなので、ドッグフードとおやつを変えるだけで体調に変化が出てきますよ。
愛犬ココのおやつは、リンゴ、無糖のヨーグルト、お米で出来たスナックです。
食事は野菜と鶏ガラゼリーでかさましする!
食事とおやつの内容を振り返ったところで、愛犬ココが2キロやせた実際の食事を紹介します。
下準備をするなど少し手間はかかりますが、ワンちゃんにいつまでも元気でいてもらう為に、一緒にワンちゃんのご飯づくりを頑張りましょう。
ドッグフードの量を減らして、野菜などでかさましすることで、体重増加を防げますし、ドッグフードの添加物自体も減らせます。
この食事に切り替えたところ、かなり痩せましたし、生き生きしてきましたので、ぜひお試しください。
食事として与えるメニュー2つ
以下の2つのメニューを通常のドッグフードにトッピングして与えてください。
メニュー①:小松菜と鶏ささみのごった煮
ビタミン豊富や小松菜と、タンパク質豊富な鶏ささみを茹でたものを、煮汁ごとドッグフードにトッピングして与えます。
材料
・小松菜
・鶏ささみ(むね肉でもOK)
作り方
①小松菜を細かく切る ※小型犬の場合はみじん切りより一回り大きいサイズ程度
②ささみも小さく切る ※与える時に手で割く
③鍋に①と②を入れて、軽く火が通るまで煮る
④軽く煮えたら、火を止めて余熱でしっかり火を通す
⑤タッパーに入れて冷蔵庫で保管。4日程度は持ちます。
⑥毎食、5キロ前後の小型犬(ダックス)で大さじ山盛り2杯トッピングする。
※寒い季節は与える前に電子レンジで20~30秒温めるといいです。
このメニューのポイントは、小松菜とささみを一緒に茹でて、ゆで汁もかさましとして与えることです。
また煮る時に、あまりに過ぎてしまうと、小松菜のビタミンがに逃げてしまい、なおかつささみが固くなり、愛犬が嫌な顔をする場合があるのでw、その点は注意してください。
葉野菜はキャベツでもいいの?
小松菜はキャベツでもいいのですが、キャベツは消化があまり良くなく、肝臓に負担をかける場合があります。
またキャベツにはシュウ酸という成分が多く含まれていて、このシュウ酸をワンちゃんが摂取しすぎてしまうと、結石を起こしてしまう場合があるので、注意が必要です。
愛犬ココは、もう立派なシニアなので、消化とシュウ酸のことを考え、小松菜を与えています。
メニュー②:鶏ガラスープゼリー
次に風味豊かな鶏ガラスープを寒天でゼリーにした「鶏ガラスープゼリー」を紹介します。
材料
・鶏ガラ…小さな1羽分
※お肉屋さんで手に入る場合もありますし、スーパーで店頭にない場合は、お店の人に聞いてみるとお店の奥から出してくれることがあります。
※手羽先部分のガラを打っている場合もありますが、手羽先部分のガラは油が多いので、鶏全身の鶏ガラをすすめます。
・お水…2リットルくらい
・粉寒天…4グラム程度
作り方
①鶏ガラを水でサラッと洗い、汚れと臭みを取る。
②お湯を沸かし、鶏ガラにお湯をサラッとかけて臭みと汚れを取る。←この工程はやらなくても大丈夫
③鍋に鶏ガラとひたひたになる程度の水を入れ、1時間程度弱火で煮込む。
※圧力鍋を持っている方は、圧力を15分ほどかけるといい具合にスープが出来ます。
④スープが出来たら、一晩寝かす
⑤完全に冷めたら油が浮いているので、それを除去する
⑥冷めて鶏ガラスープ500~600mlと粉寒天4gを混ぜ火にかける
※残りの鶏ガラスープは500mlずつジップロックに入れて冷凍して保管します。
⑦1分程度沸騰させ、容器に移して、冷ます
⑧食べやすい大きさに切って、冷蔵庫で保管する
⑨毎食、5キロ前後の小型犬(ダックス)で大さじ2杯トッピングする。
※寒い季節は与える前に電子レンジで20~30秒温めるといいです。
手間がかかるように見えますが、慣れてしまえば、結構楽に作れます。
我が家では、一回に2リットル程度のスープを作り、500ml分ずつ小分けしています。
肝臓が元気な若いワンちゃんは、そこまで油を気にしなくてもいいのですが、シニアの子やすい臓関連の数値が弱めの子は、油をしっかり除去した方がいいです。
なんか手間がかかりそうだね…。
確かに作るのに慣れるまで手間はかかりますが、慣れてしまえば簡単に作れますので、ぜひ愛犬にダイエットをしてもらいたい飼い主さんは挑戦してみてください。
この鶏ガラ寒天ゼリーはかなりかさましになりますし、ワンちゃん的に満足感も高いようなので、ドッグフードを減らされても、あまり不満そうな顔はしませんw
今では、鶏ガラ寒天ゼリーが入っていない方が不満げな顔をしています。
ワンちゃんのダイエットに悩んでいる飼い主さんは作ってみてくださいね。
まとめ!標準体重になるとワンちゃんは元気になる!
愛犬ココはずっと太り気味でしたが、14歳になった時にヘルニアになり、突然歩けなくなったことで、急遽ダイエットが必要になりました。
ヘルニアの治療は絶対安静で動いてはいけなかったので、かわいそうですが、大人しくしている間に食事の量を減らして、2か月で2キロ程度痩せました。
人間にすると20キロくらい痩せたことになるようです。
愛犬ココは痩せていくにつれ、腰への負担が減り、ヘルニアも良くなり、歩けるようになりました。
痩せてからは、今まで見たことがないくらい、早く走るようにもなりました。
人間もそうなのですが、ワンちゃんも標準体重でいることで健康に近づきます。
血液検査の数値もよくなり、運動をよくするようになったので、ハイシニアになってもしっかりあるけるようになり、おそらく健康でいる時間が伸びたような気がします。
愛犬を痩せさせたいけれど、何をしたらいいのか悩んでいる飼い主さんも多いですよね。
そんな時はまず食事内容を見直してみてください。
今回ご紹介したトッピングメニューはかかりつけの獣医さんにも聞いて作っていますが、ワンちゃんの体質や状態によっては合わないケースがあります。
もし持病があるワンちゃんの飼い主さんは、こちらのメニューを試す前に、かかりつけの獣医さんに食べさせて大丈夫か聞いてみてくださいね。
今日は、愛犬仲間にもよく聞かれる愛犬のダイエットメニューを紹介しました。
ワンちゃんは、正しくダイエットをすると、比較的すぐ結果が出るので、お試しになってみてくださいね。